【今回のワイナリーは…】
ダリオ プリンチッチ / Dario Princic
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ダリオ プリンチッチ / Dario Princic
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ワインにも洋服や音楽などと一緒で流行というものがある。
農作物のブドウを原料に、一年に一度しか造れないものだから、ファッションのように「今年のトレンドは〇〇!」とはならないんだけど、ワインのタイプや飲み方など、最低でも数年から10年くらいの単位で、その流れはやってくる。
ここ最近の世界的なトレンドといえば、空前の大ブームとなっている「ロゼ」で、フランスでは、その人気は留まるところを知らず、消費シェアで白ワインを上まわるほど。
その「ロゼ」に続くトレンドとなるのは、間違いなく「オレンジワイン」だと思う。
長年、ワインといえば赤、白、ロゼが定番だった。
ところが、2015年ごろから突然「オレンジ」が脚光を浴びるようになり、インスタ映えする色合いも手助けをして、注目を集めるようになった。
ここ最近では、一般のワイン市場にまで広がりをみせ、これからさらに注目されるようになっていくのは間違いない。
さて、そのオレンジワイン、じつはワイン発祥の地といわれるジョージア(旧称:グルジア)で、約5000年ほど前に造られていたワインが原点。
ロゼワインの「セニエ法」は、黒ブドウを果皮ごと漬け込み、途中で果皮を取り出して造られる。
醸しの初期、黒ブドウの果皮で液体が色づいた段階で果汁だけを抜き出すと、美しいロゼ色のワインが完成する。
で、ロゼと同じプロセスを白ブドウを用いて行うと、オレンジ色になる。
オレンジは分類としては白ワイン。
ジョージアの伝統的製法では、地中に埋め込んだクヴェヴリと呼ばれる甕にブドウを房ごと入れて醸す。
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AYUMI IKEDA|池田 あゆ美
自然派ワイン専門店『ピクール』店主。映画業界、音楽業界、出版業界、IT業界…その時代時代で色濃く表現されるエンターテイメントが好きで、時代のニーズを捉え、それら一つ一つを私は職業としてきました。当時、男性社会と言ってもいいほどの厳しい業界をがむしゃらに走ってきたせいか、身体はボロボロ…。そんなときに訪れた地中海で「食卓」から生まれる人生の楽しさや豊かさに感銘を受け、今のナチュラルワインの仕事へと導かれていきました。ワインだけでなく、食、旅、音楽、映画など、一見関係ないジャンルの感性も大切にして、ワインを選ぶようにしています。ワイン通信販売、業務用卸売、ワインコンサル、セミナーなど、様々なニーズに丁寧にお応えします。