注がれたワインの外観から分かること

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前回、香りの表現について書きました。

ワインの香りを嗅いで「何々の香りがするかな…」と、ひとつ出すのは意外とできるのですが、二つ、三つと出すのは慣れていないとなかなか難しいですよね。そんな時に表を見ながら香りを探していくと、意外と多くの香りを発見できることに気づいたのではないでしょうか。少し意識するだけでも違うということに気づいたあなた! テイスティングレベルが上がりましたね。

ワインを飲むまでの順番としては、グラスに注がれたワインを見て、ワインの香りをとって、口に運ぶ、という感じかと思います。テイスティングでも同様で「香り」は段階としては、2番目になります。

1番目は「外観」です。前回は香りについてでしたので、今回はワインの外観から分かることについて書いていこうと思います。

外観を見ただけで分かる情報量は少ないですし、早く飲みたいですよね、決して面白い作業ではないのですが、テイスティングをする上では確認しておくべき大事な要素なので、たまには思い出して確認してみてください。

さて、ワイン愛好家のみなさんに必ずしもテイスティング能力は必要というわけではありませんが、訓練していくことにより、造られる場所や品種の特徴がなんとなくでも分かるようになってきます。

自分の予想と違ったら違ったで、それはそれで面白いのでワインの楽しみ方が増えますし、自分好みのワインを見つける近道になることでしょう。注がれたワインの外観を見ただけでは、もちろん味を当てることはできません。

外観で確認すべき要素は、大きく5つです。

この記事を書いた人は…

ITARU TESHIMA手島 格

自然派ワイン専門店『ピクール』店主2号。現在、ワインコンサル、ワイン販売、飲食店へのソムリエ派遣など、ワインに関わる多くのことに対応させていただいております。世の人が少しでも楽しく幸せになれるように「楽しませて、自分も楽しんで」をモットーにしています。ワイン業界以前は、WEBゲーム業界において、デザイン、システム開発、企画などの現場業務からマネジメントまでと、様々な経験を積み重ねてきました。寝食を犠牲にした分、それが礎となり、今でも役に立っているような気がします。仕事も趣味も多岐に渡りすぎたのか、独立すると、なんでも屋に…笑。今の趣味はダンスから柔術へ。WEBブランディング、ロゴ制作、ホームページ、写真撮影、社内システム整備など、ワイン以外でのご相談もどうぞ。 tessy.work