ドメーヌ ボールナール

Philippe Bornard  - フィリップ ボールナール -

フィリップ ボールナールは、ピュピラン村において父から受け継がれたヴィニョロンの家系で育ちました。彼は高校を卒業し、1年間の軍務を経験した後、ただちに3ヘクタールの畑を手に入れ、同じ1975年にピュピランのワイン農協に就職しました。当時、彼の父親は彼にメカニシャンになってほしかったと言いますが、彼自身は若い頃からヴィニョロンになることを夢見ていたようです。

ワイン農協では醸造の責任者を務めながら、徐々に自身の畑の面積を拡大し、1987年には9ヘクタールの畑を所有するようになりました。しかし、畑仕事が忙しさに極限に達したため、1988年に彼はワイン農協の醸造責任者の職を辞し、ブドウ農家に専念することを選びました。この頃から、彼はブドウを農協に売りながら、毎年家庭消費のために自らのブドウでわずかなワインを造り続けていました。(これが後にピエール オヴェルノワの目に留まることとなるのです)2000年に彼の父親が亡くなり、さらに3.5ヘクタールの父親の畑を引き継ぎ、合計12.5ヘクタールの面積を所有することとなりました。

2005年、ボーヌの醸造学校でワインを学んでいた彼の息子が家に帰ってくるという節目に、フィリップ ボールナールはドメーヌの設立を決意しました。現在、彼は実質6.5ヘクタールのブドウ畑で自らのワインを醸造し、残りの6ヘクタールのブドウは引き続きワイン農協に販売しながら生計を立てています。彼は生産者なのです。現在、フィリップは12.5ヘクタールの畑を2人で管理しています(繁忙期には季節労働者が必ず数人手伝います)。彼の所有するブドウ品種には、ピノノワール、プルサール、トルソー、シャルドネ、ムロン ド アルボワ、サヴァニャンがあり、若干の樹齢19年を持つ若いものから平均樹齢30年のものまで揃っています。

昔からピエール オヴェルノワをはじめマルセル ラピエール、フィリップ パカレと親交があり、フィリップはワイン農協で働いていた頃から彼らのワイン哲学に大いなる影響を受けてきたと言います。今後は、ピエール オヴェルノワの醸造理念を学び、すべてのワインをSO2なしで醸造できるように、現在も模索を続けています。

文: インポーター資料を元に編集
写真: ©Tessy Ital

ピクールの生産者コラム
COLUMN ABOUT Philippe Bornard
フィリップ ボールナール のワイン
Philippe Bornard'S WINE
ドメーヌ ボールナール / レ シャサーニュ - COPYRIGHT © TESSY Ital ALL RIGHTS RESERVED.
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