魚とワイン、生臭さの原因 後編

ピクールからのお便り「ワイン日和」 - IMAGE COPYRIGHT © PCOEUR ALL RIGHTS RESERVED.

パリ、ニューヨーク、ロサンゼルス、北京、バンコク…今、海外では、日本人が思っている以上に空前の日本食ブームです。

お寿司やラーメンだけでなく、たくさんの日本食、和食が人気です。

和食は、2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されてから、認知がより高まり「SUSHI」や「TERIYAKI」などの料理名は、すでに多くの国で使用されていて「旨味」もそのまま「UMAMI」として認知されています。

日本食が浸透するアメリカやタイのレストランでは、食通や富裕層向けに高級な「OMAKASE」コースを売りにする店が人気で増えているのだとか。

どんな料理が出てくるのか、興味をそそられます。

食の世界は無限で、美味しさで笑顔がこぼれてしまう瞬間に出会うと、まだ知らないおいしい世界があったんだと、私は嬉しくなるのですが、皆さんはいかがですか?

ワインと料理でいえば「マリアージュ」で、ワインと料理が重なり合い、第3の味わいとして新たに美味しく生まれた瞬間、こんな意外な組み合わせがあったんだ、本当に面白いとワインの沼にさらにハマるというのは、ワイン愛好家あるあるなのかもしれません。

一方で、最近、飲食店でトレンドになってきているのが「ペアリング」

お酒との相性の良い食材や料理との組み合わせを楽しむことを「ペアリング」といいます。

どちらもさまざまな角度からお料理とお酒を楽しむ体験で、組み合わせは無限大ですから、美味追求は止まるところを知りません。

さて、今回も魚とワインの相性のお話 後編をお届けします。

この記事を書いた人は…

AYUMI IKEDA池田 あゆ美

自然派ワイン専門店『ピクール』店主。映画業界、音楽業界、出版業界、IT業界…その時代時代で色濃く表現されるエンターテイメントが好きで、時代のニーズを捉え、それら一つ一つを私は職業としてきました。当時、男性社会と言ってもいいほどの厳しい業界をがむしゃらに走ってきたせいか、身体はボロボロ…。そんなときに訪れた地中海で「食卓」から生まれる人生の楽しさや豊かさに感銘を受け、今のナチュラルワインの仕事へと導かれていきました。ワインだけでなく、食、旅、音楽、映画など、一見関係ないジャンルの感性も大切にして、ワインを選ぶようにしています。ワイン通信販売、業務用卸売、ワインコンサル、セミナーなど、様々なニーズに丁寧にお応えします。