注がれたワインの香りから分かること

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突然ですが、質問です。みなさん「このワイン、いい匂いがする」と言いませんか?

もちろん間違った表現ではないのですが「このワイン、いい香りがします」と言う方が優雅に感じますよね。なのでワインに関わる仕事をしている人は、売り手側ということもあってか、この優雅に聞こえる「香り」という表現を使う人が多いです。

私個人的には、心地よく感じる匂いの場合は「香り」、それ以外は「匂い」と表現するようにしています。なので「この匂いは特徴がありますね」は、私らしくない婉曲的な表現ですが、つまりは「うーん、くさいっ!」ということになります(笑。

さて、前回は「注がれたワインの外観からわかること」で書きました。今回はワインのテイスティングにおける次のステップである「香り」について書いていきたいと思います。

「ワインの香り」を確認する一番の目的は「ワインの外観」と同様でワインが健全かどうかの確認です。そして、香りから予測される品種を考慮に入れ、産地、土地、熟成、という具合にブドウの個性を探していきます。

この記事を書いた人は…

ITARU TESHIMA手島 格

自然派ワイン専門店『ピクール』店主2号。現在、ワインコンサル、ワイン販売、飲食店へのソムリエ派遣など、ワインに関わる多くのことに対応させていただいております。世の人が少しでも楽しく幸せになれるように「楽しませて、自分も楽しんで」をモットーにしています。ワイン業界以前は、WEBゲーム業界において、デザイン、システム開発、企画などの現場業務からマネジメントまでと、様々な経験を積み重ねてきました。寝食を犠牲にした分、それが礎となり、今でも役に立っているような気がします。仕事も趣味も多岐に渡りすぎたのか、独立すると、なんでも屋に…笑。今の趣味はダンスから柔術へ。WEBブランディング、ロゴ制作、ホームページ、写真撮影、社内システム整備など、ワイン以外でのご相談もどうぞ。 tessy.work