月の満ち欠けとワイン

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◎月と自然界の不思議

真っ青な海がピンク色に染まる…サンゴは満月のころに一斉に産卵する。

広大なサンゴ礁から、卵と精子の詰まったカプセルがあっちこっちと放たれて、しだいに一面に広がる。

そのカプセルが水面へと浮き、弾けて受精するらしい。

その瞬間、青い海がピンク色に染まる。

6月の満月は、沖縄のサンゴにとって一年に一度の奇跡の瞬間のときらしい。

海の満ち引きは、月と太陽の引力に影響を受けている。

潮が満ちたり引いたりする現象は、月の引力が海水を引っぱるためにおこる。

そして、どうやらその海のなかに住む生きもの達も同じように、月の満ち欠けのサイクルと生体リズムを合わせて生きているようだ。

海ガメが産卵に砂浜に上陸するのも、牡蠣が殻を開くのも満月といわれている。

満月の光を浴びて変身する「狼男」の話もあながち嘘ではなくて、人間界でも満月の日は、交通事項や犯罪率が高くなるとか、新月や満月の日は出産が多いという話を聞く。

月のサイクルが人間の心や体にも少なからず影響を与えて、意志を超えた力を働かせているのだろう。

では、ワインの世界にも月の満ち欠けは、関係するのだろうか?

この記事を書いた人は…

AYUMI IKEDA池田 あゆ美

自然派ワイン専門店『ピクール』店主。映画業界、音楽業界、出版業界、IT業界…その時代時代で色濃く表現されるエンターテイメントが好きで、時代のニーズを捉え、それら一つ一つを私は職業としてきました。当時、男性社会と言ってもいいほどの厳しい業界をがむしゃらに走ってきたせいか、身体はボロボロ…。そんなときに訪れた地中海で「食卓」から生まれる人生の楽しさや豊かさに感銘を受け、今のナチュラルワインの仕事へと導かれていきました。ワインだけでなく、食、旅、音楽、映画など、一見関係ないジャンルの感性も大切にして、ワインを選ぶようにしています。ワイン通信販売、業務用卸売、ワインコンサル、セミナーなど、様々なニーズに丁寧にお応えします。