【今回のワイナリーは…】
ムーゾン ルルー エ フィス / Champagne Mouzon Leroux & Fils
【生産者は、こちらの方…】
セバスチャン ムーゾン / Sebastien Mouzon
晴れ
0.4℃
93%
3.09m/N
07:03
15:55
収穫のあとワインの仕込みも無事終われば、訪れるのは静かな冬。
ブドウの樹が休眠する季節は、造り手たちは蔵仕事の合間に、世界を飛び回る。ワインの魅力を伝えるために。
「ブドウは根の深さで、ミネラル感が変わるんだ」
と語ったのは『ムーゾン ルルー エ フィス』のセバスチャンだ。日本からの熱い要望により、二度目の来日が叶ったのだった。セバスチャンは、新しくリリースするシャンパーニュを味わいながら、ワインの生まれた土地や造り、ワインに対する想いを語ってくれた。
「アルザスのピエール フリックのワインを飲み、衝撃を受けたんだ。彼の働き方とそのワインには心を震わせるエネルギーがあって、驚愕したよ」
彼の代に替わり、ブドウ栽培はビオディナミ農法を取り入れた。
「自分の生き方を変えるには充分すぎる出来事だ」
と理由を語った。
一瞬にしてビオディナミに魅せられたセバスチャンは、盲目的にビオディナミの哲学や方法論を学び、実践する。
この記事を書いた人は…
AYUMI IKEDA|池田 あゆ美
自然派ワイン専門店『ピクール』店主。映画業界、音楽業界、出版業界、IT業界…その時代時代で色濃く表現されるエンターテイメントが好きで、時代のニーズを捉え、それら一つ一つを私は職業としてきました。当時、男性社会と言ってもいいほどの厳しい業界をがむしゃらに走ってきたせいか、身体はボロボロ…。そんなときに訪れた地中海で「食卓」から生まれる人生の楽しさや豊かさに感銘を受け、今のナチュラルワインの仕事へと導かれていきました。ワインだけでなく、食、旅、音楽、映画など、一見関係ないジャンルの感性も大切にして、ワインを選ぶようにしています。ワイン通信販売、業務用卸売、ワインコンサル、セミナーなど、様々なニーズに丁寧にお応えします。