ビオディナミはおいしいもの?

ピクールからのお便り「ワイン日和」 - IMAGE COPYRIGHT © PCOEUR ALL RIGHTS RESERVED.

ビオディナミに傾倒する、あるワイン評論家の先生が「ジャガイモを教科書通りに根の日に収穫したら味は重心が低い、典型的なジャガイモ味。

花の日に収穫したらずっと軽い、重心ほぼ真ん中の味。

いかにも花の日の味だ」と投稿していて、月の満ち欠けが味わいにどのように影響するかを知る面白い考察に、ビオディナミのワインに涙して、この世界に溺れてしまった自分が蘇りましいた。

ビオディナミのワインは、ほかのワインと違う魅力がある。

それは主観的なものと思われるかもしれない、けれどその違いを肌で感じた経験のある人にはわかること。

(そう、あなたも!)日本では、自然派ワイン、ヴァンナチュール、ナチュラルワイン、ビオワイン、ビオディナミワイン…などなど、たくさんの表現でカテゴライズされていて、ややこしい。

この辺りを整理しながら、今回はビオディナミのワインを旅してみましょう。

この記事を書いた人は…

AYUMI IKEDA池田 あゆ美

自然派ワイン専門店『ピクール』店主。映画業界、音楽業界、出版業界、IT業界…その時代時代で色濃く表現されるエンターテイメントが好きで、時代のニーズを捉え、それら一つ一つを私は職業としてきました。当時、男性社会と言ってもいいほどの厳しい業界をがむしゃらに走ってきたせいか、身体はボロボロ…。そんなときに訪れた地中海で「食卓」から生まれる人生の楽しさや豊かさに感銘を受け、今のナチュラルワインの仕事へと導かれていきました。ワインだけでなく、食、旅、音楽、映画など、一見関係ないジャンルの感性も大切にして、ワインを選ぶようにしています。ワイン通信販売、業務用卸売、ワインコンサル、セミナーなど、様々なニーズに丁寧にお応えします。