10年以上も前になりますが、あるレストランでシンプルな食材の料理が出てきました。
それは、私にとってまったく予想もしない組み合わせの料理で「奇をてらっただけで、(不味くはないだろうけど)おいしいのかね?」と思いながら口に運んだことを今でも覚えています。
口に含むと、その美味しさとシェフの大胆な組み合わせに感動してしまいました。
それと同様のことがワインと料理の組み合わせでも起こるから、もう大変です。
知ってしまうと止められない沼にハマってしまいます。
もちろん、私もその一人です。
ニューヨークの重鎮フレンチシェフであるダニエル ブールーは、こう言います。
「どんなに独創的で美しく、美味であっても、ワインといい関係でなければ料理としての完成度は低い」と。
そこで、今回は「料理とワインの組み合わせ」について書いていきたいと思います。
フランスでは料理とワインの組み合わせをマリアージュ(結婚)に例えています。
オシャレですねぇ。
でも幸福な結婚もあれば、不幸な結婚もある、というシニカルさを含めるあたりはフランスっぽいです。
幸福な結婚とは、それぞれ単体で食べた時よりもさらに素晴らしい味わいになる組み合わせ、不幸な結婚とは、どちらかが主張が強く支配的であったり、喧嘩をしてしまうような組み合わせ、という感じでしょうか。
みなさん、不幸な結婚にはしたくないですよね(笑。
そこで不幸にならないためのコツが4つあります。
この記事を書いた人は…
ITARU TESHIMA|手島 格
自然派ワイン専門店『ピクール』店主2号。現在、ワインコンサル、ワイン販売、飲食店へのソムリエ派遣など、ワインに関わる多くのことに対応させていただいております。世の人が少しでも楽しく幸せになれるように「楽しませて、自分も楽しんで」をモットーにしています。ワイン業界以前は、WEBゲーム業界において、デザイン、システム開発、企画などの現場業務からマネジメントまでと、様々な経験を積み重ねてきました。寝食を犠牲にした分、それが礎となり、今でも役に立っているような気がします。仕事も趣味も多岐に渡りすぎたのか、独立すると、なんでも屋に…笑。今の趣味はダンスから柔術へ。WEBブランディング、ロゴ制作、ホームページ、写真撮影、社内システム整備など、ワイン以外でのご相談もどうぞ。 tessy.work