量よりも質、さらには愛の溢れるカヴァ – カステル ダージュ / オリヴィア ジュニェント –

オリヴィア ジュニェント / Olivia Junyent - IMAGE COPYRIGHT © 2018 PCOEUR, ITARU TESHIMA ALL RIGHTS RESERVED.

【今回のワイナリーは…】
カステル ダージュ / Castell D’Age

【生産者は、こちらの方…】
オリヴィア ジュニェント / Olivia Junyent

この地域「La Beguda Alta」の天気現地時間 4/25 00:46 計測
  • 厚い雲
    くもり
  • 気温
    10.7℃
  • 湿度
    75%
  • 風速/風向
    1.34m/N
  • 日出時刻
    04:57
  • 日入時刻
    18:43

日本の秋…澄み渡る青空に気高い雲。

稲、葡萄、柿、栗、梨と次から次へ、香り豊かにみのる農作物。

野や山は織物に糸を重ねるように紅葉に染まる。

この時期、日本の色は、とくに美しい。

春は桜、夏は花火、秋は紅葉、冬は雪…四季折々に美しさはあるけれど、秋の自然の色、重層的な感じが好きで、日本人で良かったと心から思う。

かたや、旅に出ると思うのは、ヨーロッパの都市には、色がある。

統一された街並みと色彩で見事に調和がとれている。

大小さまざまな建築と派手な看板やネオン、電柱と電線が露出して、混沌としている日本の大都市とは大違い。

つねに台風や震災の自然災害にさらされている国だから、都市も再開発前提のスクラップ アンド ビルドになるのはしょうがないけれど…、都市景観が残念すぎよな、と思う。

ヨーロッパの都市の訪問で、唯一、東京と同じ混沌を感じた都市があった。

そこは、スペインのバルセロナで、とても居心地の悪い印象しか残っていない。

サグラダ ファミリア教会やグエル公園、カサ ミラなど一つ一つが大人のテーマパークのようなガウディの作品群は別だけれど。

だけど、そんなバロセロナの唯一の救いが、街の中心から車や地下鉄で10分も移動すれば、青い海だけでなく、緑の海のような広大な畑や森が広がることだった。

この記事を書いた人は…

AYUMI IKEDA池田 あゆ美

自然派ワイン専門店『ピクール』店主。映画業界、音楽業界、出版業界、IT業界…その時代時代で色濃く表現されるエンターテイメントが好きで、時代のニーズを捉え、それら一つ一つを私は職業としてきました。当時、男性社会と言ってもいいほどの厳しい業界をがむしゃらに走ってきたせいか、身体はボロボロ…。そんなときに訪れた地中海で「食卓」から生まれる人生の楽しさや豊かさに感銘を受け、今のナチュラルワインの仕事へと導かれていきました。ワインだけでなく、食、旅、音楽、映画など、一見関係ないジャンルの感性も大切にして、ワインを選ぶようにしています。ワイン通信販売、業務用卸売、ワインコンサル、セミナーなど、様々なニーズに丁寧にお応えします。