「茜色」の幸せ、エレガント ガメイの極み – ジャン フォワヤール –

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【今回のワイナリーは…】
ジャン フォワヤール / Jean Foillard

【生産者は、こちらの方…】
ジャン フォワヤール / Jean Foillard

この地域「Villié-Morgon」の天気現地時間 4/25 11:00 計測
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  • 日入時刻
    18:41

長雨のあと、外にでると沈む夕陽に目を奪われた。

「なんて美しいんだろ…」

うろこ雲が広がる空は、最後の光で茜色に染まっている。

空を見上げ歩くと、湿った土から濡れた大地の香りがした。風に乗ってほのかに薫る金木犀、恵みの秋の始まりだ。茜色のオーラが引き去り、藍の絹地へと移ろいでいく。

また同じ太陽が昇るとわかっていても、今日この世界は終わっていく、

そんな思いが郷愁を誘う。

消えゆく炎の色を取り戻そうと呟いてみる。

「夕陽は赤いのに〜♪こんなに赤いのに♪」

茜色…そんな名前のワインを造る、あの人の笑顔を思い出す。

「今日は、澱引きとブレンド作業をしてるんだ。大切な仕事だから、神経を研ぎ澄ませているよ」

そう言いいながらも、私たちを笑顔で迎えてくれたのは、ジャン フォワヤールだった。

彼は、自然派ボジョレーの代表的な生産者だ。ワイン専門誌でも「ギャング オブ フォー=四人組」と取り上げられ、注目を浴びた。

ボジョレーの類いまれなる特別区画「モルゴン」の造り手としては、ナンバーワン…そのことを疑う人はいない。

正直、私は彼のワインを飲むまで、ボジョレーのワインに苦手意識、いや、好きなタイプのワインと思わなかったという方が正しいかもしれない。

この記事を書いた人は…

AYUMI IKEDA池田 あゆ美

自然派ワイン専門店『ピクール』店主。映画業界、音楽業界、出版業界、IT業界…その時代時代で色濃く表現されるエンターテイメントが好きで、時代のニーズを捉え、それら一つ一つを私は職業としてきました。当時、男性社会と言ってもいいほどの厳しい業界をがむしゃらに走ってきたせいか、身体はボロボロ…。そんなときに訪れた地中海で「食卓」から生まれる人生の楽しさや豊かさに感銘を受け、今のナチュラルワインの仕事へと導かれていきました。ワインだけでなく、食、旅、音楽、映画など、一見関係ないジャンルの感性も大切にして、ワインを選ぶようにしています。ワイン通信販売、業務用卸売、ワインコンサル、セミナーなど、様々なニーズに丁寧にお応えします。

ジャン フォワヤール のワイン
Jean Foillard'S WINE
ジャン フォワヤール / モルゴン コート デュ ピィ - COPYRIGHT © TESSY Ital ALL RIGHTS RESERVED.
Sold out

ジャン フォワヤール / モルゴン コート デュ ピィ [302-2045]

ジャン フォワヤールの顔ともいうべくドメーヌを代表するワイン『モルゴン コート デュ ピィ』野イチゴやグ...

¥ 4,864 -  ¥ 5,885
(税込 ¥ 5,350 )